失敗から生まれた奇跡の味!タルトタタンのアレンジレシピ

こんにちは!今回は私の趣味である料理についてお話しします。

皆さんは、フランスの伝統的なデザート「タルトタタン」をご存じですか?これは逆さまに焼いたアップルパイのようなスイーツで、そのユニークな起源は偶然の失敗から生まれたと言われています。

私は毎年、旬のりんごが店頭に並ぶ時期になるとタルトタタンを作るのですが、今年は少し変わった挑戦をしてみました!YouTubeで見つけたのは、なんとタルト部分がパウンドケーキになっているレシピ。名付けて「パウンド・タタン」です。

ちなみに、このブログのタイトル画像。左側が去年作った通常のタルトタタン、そして右側が今回作った「パウンド・タタン」なんです。見た目も食感も、通常のタルトタタンとは一味違うこの絶品スイーツの魅力について、これから詳しくご紹介していきますね!

目次

タルトタタンの魅惑の歴史:失敗から生まれた絶品スイーツ

タルトタタンは、19世紀末にフランスのロワール地方にある「ホテル・タタン」を経営していたタタン姉妹(ステファニーとカロリーヌ)によって生み出されました。その誕生秘話は、まさに偶然の失敗から始まったのです。

ある日、ステファニー・タタンはリンゴのパイを焼いている最中、リンゴと砂糖をバターで煮込む大切な工程をうっかり忘れてしまいました。結果として、リンゴはオーブンの中でキャラメル状に焦げ付いてしまいます。しかし、彼女はこれを無駄にせず、焦げ付いたリンゴの上に大胆にもパイ生地を乗せてそのままオーブンへ。焼き上がったパイをひっくり返して提供したところ、その逆さまのパイが驚くほど好評を博し、瞬く間に「タルトタタン」としてその名が知られるようになりました。

タルトタタンは、甘く濃厚なキャラメルリンゴと、香ばしくサクサクとしたパイ生地の絶妙なハーモニーが魅力です。このユニークな組み合わせが多くの人々を魅了し、今では世界中で愛される人気のデザートとなっています。現在では、伝統的なリンゴだけでなく、洋梨やプラムなどを使った様々なフルーツタルトタタンのバリエーションも楽しまれています。

このタルトタタンの歴史を知ると、一層味わい深く感じられますよね。

通常のタルトタタンのレシピ

今回のメインはタルトタタンのアレンジバーションなので通常のタルトタタンの作り方は簡単に説明させて頂きます。

材料

15cmマンケ型1台分

●フィリング

リンゴ 800g

グラニュー糖

100g

無塩バター

35g

ラム酒

5g

(カラメル用)

グラニュー糖

50g

無塩バター 10g

●パータ・ブリゼ

無塩バター

47g

薄力粉

98g

卵黄 16g

水 23g

塩 0.8g

レシピ

林檎の準備:
・林檎の皮を剥き、6等分に切り、芯を取り除く。
・手鍋でグラニュー糖を溶かし、バターを加えて林檎を炒め、ラム酒を加える。

カラメルの準備:
・手鍋でグラニュー糖とバターを加熱し、カラメルを作る。
・カラメルを型に流し、林檎を敷き詰める。
・アルミホイルを被せ、190℃に予熱したオーブンで60分焼成する。

パータ・ブリゼの準備:
・バターを1cm角に切り、薄力粉と共に冷やす。
・卵黄、水、塩を混ぜて冷やす。
・バターと薄力粉を混ぜ、サブラージュを行う。
・卵黄、水、塩を加え、生地をまとめて冷やす。

タルトの仕上げ:
・生地を3mm厚に伸ばし、直径15cmにカットする。
・フィリングの上に生地を乗せ、200℃に予熱したオーブンで約25分焼成する。
・粗熱を取り、冷蔵庫で冷やす。

こちらがオーソドックスなタルトタタンの作り方です。

アレンジバーションのレシピ

次に今回作ったアレンジバーションのレシピを紹介させていただきます。

材料

〜林檎のガルニチュール〜
リンゴ(紅玉): 375g

グラニュー糖: 75g

無塩バター: 23g

シナモンスティック: 1本

〜パウンドケーキ〜
無塩バター: 165g

グラニュー糖: 150g

全卵: 125g

バニラエッセンス: 適量

35%生クリーム: 20g

ホワイトチョコレート: 35g

薄力粉: 175g

ベーキングパウダー: 3.0g

シナモンパウダー: 適量

ナツメグ: 適量

レシピ

〜林檎のガルニチュール〜
・林檎の皮を剥き、6等分の櫛切りにして芯を取り除く。

・手鍋にグラニュー糖を入れて火にかけ、少し色付いたらバターを加えて溶かす。

・林檎を入れ、表面が色付き少し柔らかくなったらボウルに移す。

・シナモンを加えてアルミホイルを被せてボウルのまま170℃のオーブンで60分焼成する。

・粗熱が取れたら型紙を敷いた型の底に詰めて冷凍庫で冷やし固める。

〜パウンドケーキ〜
・室温に戻したバターにグラニュー糖を加え、すり混ぜる。

・室温に戻した全卵を数回に分けて加え、その都度混ぜる。

・生クリームとバニラエッセンスを電子レンジで沸騰させ、ホワイトチョコレートを加えて溶かす。

・30℃まで冷ましてからバターに加え、混ぜる。

・合わせてふるった薄力粉、ベーキングパウダー、シナモン、ナツメグを加えて混ぜる。

・冷凍庫で冷やし固めていた林檎のガルニチュールの型の7分目程度まで生地を流し、180℃に予熱したオーブンで40分ほど焼成する。

・焼き上がったら型に入れたまま室温で粗熱を取る。
・粗熱が取れたら冷蔵庫に30分ほど入れて冷やす。
生地が余ったので型に流し込んで焼いてみました。

・型と型紙を外して完成。

味の感想・作ってみた感想

毎年欠かさずタルトタタンを作っている私ですが、今年は偶然見つけたアレンジレシピに挑戦しました。初めての試みでしたが、想像以上に美味しくできたのでご紹介させてください!

これまでタルトタタンもパウンドケーキもそれぞれ作ってきましたが、まさかこの2つを組み合わせるなんて…!その名も(私が勝手に)「パウンド・タタン」。一口食べると「なんて美味しいんだ!」と思わず声が出ました。

通常のタルトタタンは、サクサクのパイ生地と、甘酸っぱいりんごのキャラメリゼ(ガルニチュール)が特徴ですよね。しかし、今回作った「パウンド・タタン」は、ガルニチュールにシナモンの香りが加わり、パウンドケーキ生地は驚くほどしっとりとした食感なんです。さらに、バニラの風味にほのかなナツメグとシナモンの香りが絶妙に絡み合い、甘さの中に複雑な風味が広がる、まさに「幸せの味」でした。

紅茶との相性は抜群でしたが、コーヒーと一緒に味わってもきっと美味しいと思います。唯一の改善点としては、りんごのガルニチュールをもう少ししっかりキャラメリゼして、ほろ苦さを加えても良いかなと感じました。

ちなみに、今回作った「パウンド・タタン」は職場の後輩たちにもおすそ分けしたところ、みんなとても喜んでくれました!美味しいものは分かち合いたくなりますよね。

今回のレシピは、YouTubeチャンネル「ネコノメカフェ」さんの動画を参考にさせていただきました。ネコノメさん、こんなに素敵な絶品アレンジレシピを教えてくださり、本当にありがとうございました!

あなたもこの新しいタルトタタンのバリエーション、試してみたくなりませんか?

↑↑こちらの動画もぜひご覧ください。皆様もぜひネコノメカフェさんのチャンネルをチェックしてみてください。

皆さんもぜひこのアレンジバージョンのタルトタタンに挑戦してみてください。新しい風味や食感が楽しめること間違いなしです!感想やアレンジアイデアもお待ちしています。読んでいただきありがとうございました。また次回の投稿もお楽しみに!

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