食品の値上げが止まらない今、「それでも安く買いたい」と思っている方は多いはずです。
2026年7月9日(木)夜11時06分から放送のカンブリア宮殿は、首都圏の激安スーパー「オーケー」の経営戦略に迫ります。
顧客満足度15年連続1位、39期連続増収、売上高7500億円規模——その驚異的な安さの秘密はいったいどこにあるのか。
【結論】オーケーが安い理由は「1円でも安く」という執念だった
カンブリア宮殿公式サイトが公表した今回の放送内容によると、オーケーの強さの核心は「高品質・Everyday Low Price」という一貫した方針にあります。
スーパー業界全体が値上げを余儀なくされているなか、オーケーは「競合店より1円でも安く」というモットーを守り続けています。
予告動画の説明文によると、店内で手作りされる三元豚のロースかつ重が366円という価格で販売されており、ミツカン味ぽん600mlは他店比5割引きで本体238円という事例も紹介されています。
「値段を見なくてもオーケーは安いってわかっている」——そう語る顧客の声が、この戦略の成果をよく表しています。
オーケーが「物価高時代の救世主」といわれる理由とは?
顧客満足度15年連続1位・39期連続増収の驚異的な数字
食費が月平均9万円を超え、この10年で約3割も上昇したという総務省の調査があります。
スーパー業界は原材料費・物流費・人件費の高騰に直面しており、「値上げをしなければ利益が出ない」状況が続いています。
そのなかでオーケーは、顧客満足度調査で15年連続1位を維持し、39期連続増収を達成しています。
売上高はすでに7500億円規模に拡大しており、物価高の追い風を受けながらさらなる成長を続けています。
「他より1円でも安く」を支えるロープライス戦略の核心
オーケーのロープライス戦略のポイントは、値下げが「セール」ではなく「常態」である点です。
他のスーパーが特売日にだけ価格を下げるのに対し、オーケーは毎日の売価を最低水準に設定することを経営の根幹に置いています。
また、競合店が値下げをした場合には、それに合わせてさらに値下げ対応をするという徹底ぶりです。
「他のスーパーより1円でも安くがモットー」——このフレーズは、予告動画の説明文にも登場するオーケーの哲学そのものです。
コスト構造の観点でも、業界トップクラスの低い総経費率を維持していることが知られており(過去の番組出演時には総経費率14%が紹介されました)、それが安さの持続を可能にしています。
銀座一等地への出店——なぜ激安スーパーが銀座に出せるのか
「激安」と「銀座」という組み合わせは、一見すると矛盾しているように見えます。
しかし今回の放送では、オーケーが東京・銀座の一等地(マロニエゲート銀座2)に2023年10月出店し、業界誌「ダイヤモンド・チェーンストア」のストア・オブ・ザ・イヤー2024で1位を獲得したことが取り上げられます。
この出店が象徴するのは、「安さ」が特定の地域や客層に限定されない普遍的な価値になりつつあるということです。
物価高によって生活防衛意識が高まった都心の消費者にとっても、オーケーの「毎日安い」は十分な魅力を持ちます。
オーケーは現在、首都圏を中心に店舗を展開しており、2024年11月26日には大阪府東大阪市に関西1号店「高井田店」をオープンさせました。関西1号店もストア・オブ・ザ・イヤー2025で1位を獲得するなど、都心と地方の両軸で拡張を続けています。

カンブリア宮殿に登場するオーケー社長・二宮涼太郎とは?
東大文学部卒・三菱商事出身という異色のプロフィール
今回のゲストは、オーケー株式会社代表取締役社長の二宮涼太郎氏です。
1974年生まれ。東京大学文学部を卒業後、1997年に三菱商事に入社。2008年には米国子会社へ出向し、海外での経験も積んでいます。
総合商社のエリートとして国際舞台でキャリアを積んだ二宮氏が、なぜスーパー経営の世界へと転身したのか——その経緯は今回の放送でも語られる見どころのひとつです。
オーケーへの転身——商社マンがスーパー社長になった理由
2015年、二宮氏は三菱商事からオーケーへ出向し、経営企画室長に就任します。
そして翌2016年6月、代表取締役社長に就任。商社マンからスーパーの経営トップへという、業界の常識を超えたキャリアチェンジでした。
外部からの視点と商社で培ったグローバルな経営感覚が、オーケーの「安さの執念」をさらに進化させた——そのストーリーが今回の放送で明かされます。
「趣味は料理」——週末は自社スーパーで食材を買う社長
二宮社長のエピソードで印象的なのが、「趣味は料理」という一面です。
週末には自身がオーケーの店舗で食材を購入し、夕食を作るといいます。
トップ自らが一消費者としてオーケーを使い続けることで、売り場の感覚と顧客目線を失わない——それがオーケーの品質と価格の両立を支える経営文化の一端を示しているともいえます。
また、毎週オーケーで買い物をしながら「誰の依頼もなく自分でメモを持っていく」という二宮社長のスタイルは、現場主義の徹底ぶりを物語っています。
2009年の前回出演から17年——オーケーは何が変わったか?
実は、オーケーがカンブリア宮殿に登場するのはこれが初めてではありません。
2009年8月3日、当時の飯田勧社長がカンブリア宮殿に出演しました。
あのとき番組が伝えたのは、「1円でも安く」のモットーや、商品の欠点を正直に表示する「オネストカード」という独自の取り組みでした。
17年後の今回、ゲストは変わり二宮涼太郎社長が登場します。
変わらないのは「安さへの執念」と「正直経営」という哲学。変わったのは、売上高が7500億円規模にまで拡大し、銀座への進出や関西への出店を果たすほどの規模になったことです。
「安いだけ」という時代から、「高品質と安さの両立」を実現したスーパーとして、オーケーはどう進化したのか——今回の放送はその答えを示します。
新MC・金原ひとみ×ヒャダイン体制でのスーパー特集
カンブリア宮殿は2026年4月から、約20年にわたりMCを務めた村上龍・小池栄子コンビから、作家の金原ひとみとヒャダインへとMCが交代しました。
リニューアル後の新体制でスーパー経営を特集する回として、今回のオーケー編は注目に値します。
村上龍時代のカンブリア宮殿がトップ経営者の哲学を深く掘り下げるスタイルで知られていたとすれば、新MC体制がどのような切り口でオーケーの「安さの秘密」に迫るかは、長年の視聴者にとって新鮮な見どころになります。
激安スーパー各社と比べてオーケーが選ばれる理由
「激安スーパーといえばどこか?」という調査がスーパーマーケットファン(マクロミル調査)により2025年4月に関東在住者216名を対象に実施されました。
その結果、オーケーが46票で1位。2位の業務スーパー(25票)、3位のロピア(16票)を大きく引き離しました。
「とにかく全部が安い」「食品から日用品までトータルで節約になる」という声が目立ちます。
業務スーパーが「冷凍食品」の安さ、ロピアが「肉」の安さで支持されているのに対し、オーケーは「全部が安い」という総合力で評価されています。
なかでも「惣菜・弁当」の安さを評価する声が最も多く、今回の放送で取り上げられる「366円のロースかつ重」はまさにその象徴です。
【視聴ガイド】放送日時・TVerでの見逃し配信情報
放送日時 2026年7月9日(木)夜11時06分〜11時55分 テレビ東京系(テレビ東京・テレビ大阪・テレビ愛知・その他系列局)
見逃し配信について カンブリア宮殿は放送後、TVerにて無料配信されます。
配信開始時期や視聴期限については、放送後にTVerのカンブリア宮殿ページでご確認ください。
過去のスーパー特集回(参考) カンブリア宮殿ではこれまで、ベイシア・ライフコーポレーション・マミーマート・ひまわり市場など、多彩なスーパー経営者を取り上げてきました。
スーパー業界の多様な経営戦略を比較しながら見ると、今回のオーケー回はさらに深く楽しめます。
まとめ
2026年7月9日放送のカンブリア宮殿は、激安スーパー「オーケー」のロープライス戦略に迫る回です。
「競合より1円でも安く」というモットーを17年以上貫き続け、顧客満足度15年連続1位・39期連続増収を達成した二宮涼太郎社長の経営哲学が明かされます。
2009年の飯田社長時代の出演から17年を経て、オーケーはどこまで進化したのか。
新MC・金原ひとみ×ヒャダインの視点でどう描かれるのかにも注目しながら、ぜひリアルタイムでご覧ください。

著者プロフィール
daiki
テレビ番組の見どころを先取りするブログを運営。経済・ビジネス系番組を中心に、放送前の情報をわかりやすくまとめています。「見る前に読む、見た後に深まる」記事をめざしています。


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