「上から読んでも下から読んでも…」のCMフレーズで育った方、山本山といえば海苔のイメージが強くないですか?
実は今夜のカンブリア宮殿では、創業1690年のこの老舗が玉露を武器に令和を攻める姿を特集します。
放送前に知っておくべき見どころと視聴方法をまとめました。
PR・アフィリエト広告を含みます
7月23日の放送は山本山!ゲストと放送時間を確認しよう
テレビ東京公式サイトによると、2026年7月23日(木)夜11時06分から23時55分まで、テレビ東京系にてカンブリア宮殿が放送されます。
今回のゲストは山本山 社長・山本奈未氏です。
MCは金原ひとみさんとヒャダインさんが務めます(2026年4月のリニューアル以降の新MC体制)。
放送タイトルは「江戸時代から伝わる伝統食…ノリや玉露を令和風にアレンジ」です。
今回の特集テーマ:伝統食を令和にアップデートする老舗の挑戦
公式サイトによると、今回の放送では大きく3つの軸で山本山に迫ります。
まず、世界的な抹茶ブームを背景に、緑茶を含む日本茶の輸出額が2025年に721億円と過去最高を記録したという状況から番組はスタートします。
一方で国内では「日本茶離れ」が進んでいるという逆説的な現状があり、そのなかで山本山がどう動くかが今夜の核心となっています。
次に、同社が近年力を入れている飲食事業の展開。玉露のコースが楽しめる茶房や、玉露とハーブを組み合わせたティーバッグの新ブランドなど、従来の贈答品中心のイメージを超えた多角的な展開の裏側が語られます。
そして改革を率いる11代目・山本奈未社長の人物像と経営哲学。2023年に就任した、同社初の女性当主がどんな思想で老舗を動かしているかが明かされます。
予告動画の説明文から読み取れる見どころ
番組では「ノリ茶漬け」「ノリ御膳」という3種類の海苔を使ったカフェ感覚のメニューや、玉露にハーブやスパイスを組み合わせた新感覚ドリンクの映像も紹介される模様です。
伝統の質を守りながら現代のライフスタイルに合わせて商品やブランドイメージを再構築するという姿勢が、具体的なメニューや商品を通じて映像化されることが見どころです。
今夜のカンブリア宮殿を見る前に知っておきたい番組文脈
カンブリア宮殿は2006年4月の放送開始から今年でちょうど20年を迎え、2026年4月に番組初のMC交代という大型リニューアルを行いました。
20年にわたって番組が取り上げてきた企業には、「老舗×女性経営者×イノベーション」という構図が繰り返し登場します。井村屋の中島伸子会長(2026年3月放送)、大関の長部訓子社長(2025年9月放送)に続き、今回の山本奈未社長も同じ文脈で登場します。
ただ山本山の特異性は、「守る伝統」と「攻める市場」の両極が海外と国内で完全に逆転している点です。
世界は日本茶を求めているのに、国内では離れていく——このねじれを番組がどう切り取るかに注目です。
山本山ってどんな会社?「海苔のイメージ」が実は逆だった
カンブリア宮殿を見る前にこれだけ知っておくと、今夜の番組が格段に面白くなります。
創業は1690年(元禄3年)。祖業は日本茶だった
多くの人が「山本山=海苔」と思っているかもしれませんが、創業当初は純粋なお茶屋でした。
山本山公式サイトの社史によると、創業者の山本嘉兵衛は1690年(元禄3年)に江戸・日本橋に出店し、「宇治のおいしいお茶をもっと多くの人に味わってもらいたい」という思いを持っていました。
徳川綱吉の時代のことです。
海苔の取り扱いを始めたのは1947年(昭和22年)と意外に新しく、現在の売上構成は先代の10代目社長の時代で海苔が約7割・お茶が約3割という逆転現象が起きていました。
しかし先代の10代目社長は「どちらかを選べと言われたらお茶を選ぶ」と語っており、山本山にとってお茶は「魂」に近い存在です。
玉露を発明したのも山本山だった
あまり知られていませんが、日本で初めて玉露を発明したのも山本山です。
公式サイトによると、1835年(天保6年)に六代目当主・山本嘉兵衛徳翁が宇治郷小倉の木下家において玉露を発明しました。
それ以前のお茶は日光にさらして育てる「煎茶」が主流でしたが、茶の木を覆って日光を遮ることで旨み成分(テアニン)が増す「被覆栽培」の製法を編み出したのが玉露の起源です。
テアニンはリラックス効果で知られる成分で、カフェインも含む玉露は「癒しにも覚醒にも寄り添うお茶」という特性を持っています。
これが後に新ブランド「YMY」のコンセプト「玉露ウェルネス」につながっていきます。
お茶が祖業なのに海苔が主力という逆転の歴史
山本山が「日本茶の老舗」として自らを定義し続ける理由は、歴史的なアイデンティティだけではありません。
ビジネス的な観点でも、海苔は季節変動や産地の影響を受けやすいコモディティ市場での競争が激しい一方、玉露のような高付加価値商品は「発明元」という唯一無二のブランドポジションで差別化できます。
さらに世界的な抹茶・緑茶ブームは、お茶事業の将来性を大きく変えました。現在の経営者が「お茶で攻める」判断をしたのは、この追い風があってこそです。
世界は日本茶を求めているのに、国内では「日本茶離れ」が進む逆転現象
今夜の番組が取り上げるもう一つの大きなテーマが、日本茶市場の「世界と国内の逆転」です。
2025年・緑茶輸出額721億円の衝撃
テレビ東京公式サイトによると、抹茶を含む緑茶の輸出額は2025年に721億円と過去最高を記録しました。
海外での日本茶需要を引っ張っているのは抹茶ブームです。
国内でも抹茶カフェがインバウンド客に大人気で、外国人観光客が「日本で抹茶を飲む体験」を求めて訪れる光景は今や珍しくありません。
ただし輸出の拡大は産地・茶農家への負荷を高め、供給が需要に追いつかず価格高騰を招いているという副作用も生んでいます。
日本茶ブームが「一部の人にとってはありがたく、一部の人にとっては深刻な問題」でもあることが今夜の番組の重要なバックグラウンドです。
インバウンド需要と国内需要の逆転という構造的問題
国内では「日本茶離れ」が進んでいると公式サイトは指摘しています。
飲み物の選択肢が増えたこと、急須でお茶を淹れる習慣が若い世代に根付いていないこと、ペットボトル緑茶への移行が進んでいること——これらが国内消費の減少要因として挙げられます。
他局のビジネス番組が「日本茶産業の課題」を経営問題として取り上げるのに対し、カンブリア宮殿は「その課題を突破する人物の物語」として描く点がこの番組の独自性です。
今夜は山本奈未社長がその主人公として登場します。
11代目・山本奈未社長はどんな人?カンブリア宮殿出演の背景
山本山初の女性当主が2023年に就任
山本奈未社長は2023年に11代目当主に就任した、山本山初の女性社長です。
1690年創業から330年以上続く老舗において「初の女性当主」という事実が持つ意味は大きく、これは単なる多様性推進ではなく、グローバル展開を本気で進めるための人材配置でもありました。
テレビ東京公式サイトによると、学生時代から国際経験が豊富で、アメリカの大学で学んだ後、山本山入社後はアメリカの現地法人社長に就任し、現地でのリブランディングを指揮した経験を持ちます。
米国でリブランディングを指揮した経歴が今夜の番組の核心
山本奈未社長が米国で取り組んできたのは、山本山を「高級海苔の贈答品ブランド」から「現代的な日本茶・食文化ブランド」へと再定義する作業です。
「YMY(ワイエムワイ)」はその集大成の一つで、2026年3月27日にブランドを立ち上げ、同年4月8日には玉川髙島屋S.C.南館1階に旗艦店「YMY GYOKURO TEAROOM」をオープンしています。
基幹商品は玉露とハーブを掛け合わせた5種類の「玉露ハーブティー」で、「玉露ウェルネス」をコンセプトに現代人のセルフケア需要に日本茶を接続しようとする設計です(山本山プレスリリース 2026年2月より)。
カンブリア宮殿が今夜山本山を特集したのは、この旗艦店オープンという「リブランディングが現実のビジネスとして動き始めた」タイミングを捉えたものと見られます。
今夜の番組で注目される「令和風アレンジ」の具体的な取り組みとは
玉露コース茶房と新ブランド「YMY」の全貌
公式サイトによると、山本山が展開する飲食事業の目玉の一つが「玉露のコースが楽しめる茶房」です。
玉露は淹れ方や湯の温度で味わいが大きく変わるお茶で、水温が低いほど旨みが引き出され、高いほど渋みが増す特性があります。
コース形式で提供することで、一杯のお茶に対する「体験価値」を高め、単価の向上と新たなファン層の獲得を同時に狙う戦略です。
新ブランド「YMY」が目指すのは「玉露の可能性を追求し、忙しい日々の合間に自分を思いやるひとときを届けること」(山本奈未社長・2026年3月27日発表会より)。
玉露×ハーブのティーバッグが狙う新たな市場
YMYの基幹商品は、玉露とハーブを組み合わせた5種類の玉露ハーブティーです(食品新聞Web 2026年4月8日より)。
高級茶・玉露のイメージは「敷居が高い」「特別なときに飲むもの」です。
そのハードルを下げてカジュアルに日常へ取り込む入口として、ハーブティー形式を選んだのは戦略的な判断と言えます。
カンブリア宮殿は2026年4月のリニューアル以降、MC金原ひとみさん・ヒャダインさんの感性で「伝統と革新が交差する経営者の言葉」を引き出すスタイルが続いています。
文学と音楽という異分野の表現者が、日本茶と海苔という伝統食をアップデートしようとする経営者とどんな対話を見せるか。今夜のスタジオの化学反応にも注目です。
カンブリア宮殿の視聴方法・見逃し配信について
TVerでの配信について
カンブリア宮殿の過去回はTVer(公式)で直近1話分が無料配信されている実績があります。
ただし今回の放送についての配信は、放送後にテレビ東京公式サイトでご確認ください。
現時点では配信の有無についての公式発表はありません。
ネットもテレ東・テレ東BIZ
テレビ東京の公式動画サービスネットもテレ東では、直近回の無料配信が行われている実績があります。
より多くの過去回を見たい方にはテレ東BIZでの視聴が選択肢の一つです。
未公開インタビューやスタジオ完全版などの拡張コンテンツも配信されています。
いずれも配信内容・無料範囲は時期により変動しますので、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
まとめ:カンブリア宮殿7月23日の見どころと視聴ポイント
今夜のカンブリア宮殿は、「上から読んでも下から読んでも」のCMフレーズだけで知られがちな山本山を、1690年の創業史と令和の挑戦という二つの軸で深く掘り下げる特集です。
注目ポイントを整理します。
玉露を「発明した」老舗が、その玉露でウェルネス市場に打って出るという逆説的な面白さ。
世界が日本茶を求める一方で国内が離れていくという市場の逆転現象。
そして初の女性当主・山本奈未社長が米国での経験を引っ提げて伝統企業をリブランディングするリーダーシップ。
これらが今夜のカンブリア宮殿で語られる見どころです。
放送は2026年7月23日(木)夜11時06分、テレビ東京系にて。
見逃した場合はTVer・ネットもテレ東・テレ東BIZの各公式サービスをご確認ください。
執筆者プロフィール
daiki / カタルシスの旅路 運営
雑記ブログ「カタルシスの旅路」運営者。
カンブリア宮殿・ガイアの夜明けなどのビジネスドキュメンタリーを中心に、公式情報をもとに放送前の見どころをまとめています。
老舗企業の革新ストーリーが特に好きです。
最新の記事はSNSで投稿していますのでよろしければフォローお願いします。
Instagram:https://www.instagram.com/daiki_mash/
X(旧Twitter):@vFEprRqwWq24667










コメント