この記事でわかること
- 骨肉腫の発症から世界王者になるまでの経歴
- 年間グランドスラムを逃した全米決勝の結果
- 生涯ゴールデンスラムと最年少記録の一覧
『情熱大陸』で特集される小田凱人選手の経歴や、年間グランドスラムの結果が気になっていませんか?骨肉腫の発症から現在までを、公式情報と報道をもとに整理し、結論から答えます。
小田凱人の骨肉腫から現在まで|病気と向き合った経歴
小田凱人(おだ ときと)選手は、9歳で骨肉腫を発症し、車いすテニスで世界の頂点に立ったプロ選手です。2006年5月8日生まれの20歳で、愛知県一宮市出身、東海理化に所属しています。
2026年10月時点で、四大大会のシングルス優勝は通算10回です。現在の病状については、本人や関係者が公表した情報は今回の確認範囲では見つかっていません。
2026年10月9日時点の公式情報・報道に基づいてまとめています。
9歳で骨肉腫を発症し、車いすテニスと出会うまで
小田選手は小学生のころ、プロサッカー選手を目指すサッカー少年でした。9歳のときに左股関節で骨肉腫が見つかり、Number Webによると股関節と大腿骨の一部を切除する大手術を受けています。
入院中に主治医からパラスポーツを勧められ、車いすテニス界のレジェンド・国枝慎吾選手の動画を見て競技を始めました。パラサポWEBの選手紹介でも、この経緯が紹介されています。
SPURのSDGs特集によると、その後2度にわたってがんの肺転移が見つかりましたが、治療を経て復帰しました。車いすテニスを始めて4年目の2020年には、18歳以下の世界大会「世界ジュニアマスターズ」で史上最年少優勝を果たしています。
15歳のプロ転向から全仏初優勝・世界1位まで
小田選手は2021年4月に14歳11カ月で史上最年少のジュニア世界1位となり、2022年4月に15歳でプロ転向を宣言しました。当時は、病気と闘う子どもたちのヒーロー的な存在になりたいという思いも報じられています。
主な歩みを、時期ごとに表にまとめました。
| 時期 | 出来事 | 出典 |
|---|---|---|
| 2020年 | 世界ジュニアマスターズで史上最年少優勝 | SPUR |
| 2021年4月 | 14歳11カ月でジュニア世界1位 | Sportiva |
| 2022年4月 | 15歳でプロ転向を宣言 | spread sports |
| 2022年6月 | 全仏で16歳の史上最年少出場、ベスト4 | Number Web |
| 2023年6月 | 全仏で初優勝、史上最年少の世界1位に | Sportiva |
| 2023年7月 | ウィンブルドンで優勝 | spread sports |
2022年の全仏では準決勝で国枝慎吾選手に敗れましたが、翌2023年6月の全仏決勝で第1シードのアルフィー・ヒューエット選手を6-1、6-4で破りました。17歳でグランドスラム初優勝を飾り、世界ランキングも1位に浮上しています(Sportiva)。
病気について本人が語っていること
Number Webの2023年6月のインタビュー記事では、小田選手が病気を「乗り越えた」とは表現せず、骨肉腫を人生の分岐点としてとらえていることが紹介されています。病気があったから車いすテニスに出会えた、という考え方です。
本人の著書『I am a Dreamer 最速で夢を叶える逆境思考』は、KADOKAWAから2024年6月に発売されました。小学生向けの児童書も、Gakkenから2025年1月に出版されています。
現在は?世界王者としての活動と今後の舞台
2026年シーズンの小田選手は、全豪、全仏、ウィンブルドンで優勝し、全米オープンでは準優勝でした。結果の詳細は、後の見出しで整理しています。
2026年8月25日には、Forbes JAPANの「30 UNDER 30 2026」で特別賞を受賞しました。秋田魁新報(ORICON NEWS配信)によると、スポットライトが当たってこなかったスポーツに光を当てたいという思いを語っています。
2026年10月18日から24日まで開かれる愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会では、7月28日の日本選手団第1次発表に名前が入っています。
予告で紹介されている小田凱人の見どころ
放送局の情報を掲載するGガイドによると、『情熱大陸』(MBS制作・TBS系全国ネット)は2026年10月11日(日)23:00〜23:30に小田選手の回を放送します。タイトルは「小田凱人/車いすテニス▽20歳の世界チャンピオンは我が道をゆく」です。
番組紹介文で触れられている内容は、次のとおりです。
- 「超攻撃的テニス」を武器に記録を更新
- 最大の目標は男子初の年間グランドスラム
- 7月の全英は真っ白な車いすで優勝し話題に
- 負けても何かを残す方が価値があるという言葉
具体的な密着内容は公表されていません。番組の内容と放送時間は変更になる場合がある、とも記載されています。
紹介文は年間グランドスラムへの挑戦を軸にしていますが、実際の全米オープン決勝は2026年9月12日に行われ、小田選手は準優勝でした。
小田凱人の生涯ゴールデンスラムと最年少記録の一覧
小田凱人選手は、2025年の全米オープン優勝で、19歳3か月で生涯ゴールデンスラムを達成しました。2022年に同じ記録を達成した国枝慎吾選手に並ぶ偉業です(nippon.com)。
生涯ゴールデンスラムの意味と達成までの流れ
生涯ゴールデンスラムとは、車いすテニスのシングルスで、四大大会とパラリンピックの金メダルをすべて獲得することです。小田選手は2023年に全仏とウィンブルドン、2024年に全豪とパリ・パラリンピックを制し、残る全米を2025年に制しました。
2025年9月6日(現地時間)の全米決勝では、アルゼンチンのグスタボ・フェルナンデス選手とフルセットの末に初優勝しました。同選手と組んだダブルスでも優勝し、二冠を達成しています。
四大大会の優勝歴を表で整理
四大大会の男子シングルスの優勝歴を、大会別にまとめました。
| 大会 | 優勝した年 | 回数 |
|---|---|---|
| 全豪オープン | 2024年・2026年 | 2回 |
| 全仏オープン | 2023年〜2026年 | 4回 |
| ウィンブルドン | 2023年・2025年・2026年 | 3回 |
| 全米オープン | 2025年 | 1回 |
出典は愛知県の公表資料、愛知県知事コメント、AFP通信、共同通信です。合計は通算10回になります。
2025年の全仏から6大会連続で優勝していましたが、この連勝は2026年の全米決勝で止まりました。
ギネス世界記録に認定された最年少記録
2026年5月8日の20歳の誕生日に、小田選手のギネス世界記録が新たに4つ認定され、最年少記録の保持数は8個になりました(共同通信配信記事)。
主な最年少記録を表にしました。
| 記録 | 年齢 | 達成年 |
|---|---|---|
| 全仏オープン優勝 | 17歳1か月 | 2023年 |
| ウィンブルドン優勝 | 17歳69日 | 2023年 |
| 全豪オープン優勝 | 17歳264日 | 2024年 |
| パラリンピック男子シングルス金メダル | 18歳 | 2024年 |
| 生涯グランドスラム | 19歳121日 | 2025年 |
| 生涯ゴールデンスラム | 19歳121日 | 2025年 |
| 全米オープン優勝 | 19歳121日 | 2025年 |
小田選手は記録は常に狙っていきたいと語り、部屋の壁一面を公式認定証で埋めたいという目標も明かしています。
小田凱人の年間グランドスラムはどうなった?全米決勝の結果
**小田凱人選手は年間グランドスラムを達成できませんでした。**2026年9月12日の全米オープン決勝で、第2シードのアルフィー・ヒューエット選手に0-6、6-7で敗れ、準優勝でした(共同通信)。
全豪、全仏、ウィンブルドンの3大会で優勝していたため、全米を制すれば、1シーズンで四大大会をすべて制する偉業でした。
2026年の四大大会の結果を表で確認
2026年の四大大会の結果を、大会ごとにまとめました。
| 大会 | 結果 | 決勝のスコアなど |
|---|---|---|
| 全豪オープン(1月) | 優勝 | 四大大会通算8勝目 |
| 全仏オープン(6月) | 優勝 | ヒューエット選手に6-3、6-3 |
| ウィンブルドン(7月) | 優勝 | ヒューエット選手に6-1、6-1 |
| 全米オープン(9月) | 準優勝 | ヒューエット選手に0-6、6-7 |
3つの優勝はいずれも決勝でヒューエット選手に勝ったものですが、全米では同じ相手に敗れています。全豪の決勝スコアは今回の確認範囲では見つかっていません。
全米オープン決勝の内容と敗戦後の動き
第1シードの小田選手は、準々決勝でゴードン・リード選手に6-1、6-0、準決勝でマルティン・デラプエンテ選手に6-4、6-4で勝ち、決勝に進みました(共同通信)。
決勝では敗れ、2025年に続く2連覇はなりませんでした(NHK)。同じ日の女子シングルスでは、上地結衣選手が2年連続4度目の優勝を果たしています。敗戦後の本人コメントは、今回の確認範囲では見つかっていません。
大会前の8月10日には、練習を公開して全米への意気込みを語っていました。「死ぬ気で取りに行く」と話し、全部を出し切って勝ちたいという考えを示しています(共同通信)。意欲が低下した時期もあったものの、新たな目標を掲げて歩み出したことも明かしていました。
年間グランドスラムの意味と今後の目標
年間グランドスラムとは、1シーズンで全豪・全仏・ウィンブルドン・全米のすべてを制することです。放送局の紹介文では、小田選手の最大の目標として、男子初の挑戦と位置づけられていました。
全米のあとも、10月18日から愛知・名古屋でアジアパラ競技大会が開かれます。次の目標や出場種目の詳細は、本人や大会の公式発表でご確認ください。
小田凱人のウィンブルドン2026|白い車いすと2連覇の結果
小田凱人選手は2026年7月12日、ウィンブルドンの車いす男子シングルスで2年連続3度目の優勝を果たしました。決勝は第2シードのアルフィー・ヒューエット選手(英国)に6-1、6-1で勝っています(共同通信)。
決勝の結果と6大会連続優勝
小田選手はこの大会で、全4試合でセットを1つも落としませんでした。四大大会は6大会連続の優勝で、通算10勝目です(共同通信)。
1回戦はゴードン・リード選手に6-3、6-1、準々決勝は三木拓也選手に6-2、6-2で勝って勝ち上がりました。
優勝後のコート上インタビューでは「何度ここで優勝しても飽きない」と話しています。ヒューエット選手は、誰か小田選手の勢いを止めてほしいという趣旨のコメントで脱帽しました。
ウィンブルドン仕様の白い車いす

小田選手は決勝で、ウィンブルドン仕様の白い車いすを使って躍動しました。放送局の紹介文でも、真っ白な車いすでの優勝が話題になったと紹介されています。
ウィンブルドンでの歴代成績
ウィンブルドンでの小田選手の成績を、年ごとにまとめました。
| 年 | 結果 | 備考 |
|---|---|---|
| 2023年 | 優勝 | 17歳69日の最年少優勝 |
| 2024年 | 準決勝敗退 | 愛知県の公表資料より |
| 2025年 | 優勝 | 2度目の優勝 |
| 2026年 | 優勝 | 2年連続3度目の優勝 |
同じ大会の女子では、上地結衣選手がシングルスとダブルスの二冠に輝きました。日本勢が男女そろって頂点に立つ大会になっています。
小田凱人の超攻撃的テニス|強さの理由とライバル対決
小田凱人選手の武器は、**マッチポイントでも攻め続ける「超攻撃的テニス」**です。放送局の紹介文では、練習から一切の妥協を許さない姿勢も特徴として挙げられています。
本人が語る攻める姿勢
小田選手は2023年の取材で、練習の段階から守りに入る打ち方は習っておらず、思い切り打って攻めると語っています。
2023年のウィンブルドン優勝時の分析記事では、球威と速攻性の高さが持ち味とされました。自分のテニスを軸にして、相手への対策は上乗せにとどめる考え方も紹介されています。
ライバル・ヒューエットとの対戦成績
最大のライバルであるヒューエット選手との、近年の大舞台の対戦を表にしました。
| 大会 | 小田選手の勝敗 | スコア |
|---|---|---|
| 2023年全仏決勝 | 勝ち | 6-1、6-4 |
| 2026年全仏決勝 | 勝ち | 6-3、6-3 |
| 2026年ウィンブルドン決勝 | 勝ち | 6-1、6-1 |
| 2026年全米決勝 | 負け | 0-6、6-7 |
2023年の全仏決勝の時点で、2人の対戦成績は7戦して小田選手の1勝6敗でした。2026年の四大大会は、全仏、ウィンブルドン、全米の決勝がいずれもヒューエット選手との対戦です。
国枝慎吾選手から受け継いだバトン
小田選手は、国枝慎吾選手の動画を見て車いすテニスを始めました。2022年10月の楽天ジャパンオープン決勝で2人は対戦し、国枝選手が6-3、2-6、7-6で勝っています(Number Web)。
国枝選手は試合後、車いすテニス界は小田選手を中心に回っていくと語り、バトンを託しました。国枝選手は2023年1月に現役を引退し、2025年の全米で小田選手は、国枝選手の生涯ゴールデンスラムに並んでいます。
小田凱人のQ&A|よくある疑問に回答
Q. 小田凱人の名前の読み方は?
読み方は「おだ ときと」です。名前の「凱」は凱旋門にちなんで名付けられたと、日本テレビ系『アナザースカイ』の番組紹介文に書かれています。
Q. 小田凱人の骨肉腫は現在どうなっていますか?
現在の病状について、本人や関係者が公表した情報は今回の確認範囲では見つかっていません。確認できるのは、9歳での発症、人工関節の手術、その後の肺転移と復帰という経緯です。
2026年は四大大会で3つの優勝を重ね、世界王者として競技を続けています。
Q. 小田凱人は年間グランドスラムを達成しましたか?
達成していません。2026年9月12日の全米オープン決勝でヒューエット選手に敗れ、準優勝でした。全豪・全仏・ウィンブルドンの3大会は優勝しています。
Q. 小田凱人の次の大会はいつですか?
愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会が2026年10月18日から24日まで開かれ、日本選手団の第1次発表に小田選手の名前があります。出場種目や試合日程は、大会の公式サイトでご確認ください。
Q. 予告では小田凱人はどのように紹介されていますか?
放送局の紹介文では、「超攻撃的テニス」を武器にする20歳の世界王者として紹介され、男子初の年間グランドスラムが最大の目標と書かれています。放送は2026年10月11日(日)23:00〜23:30の予定です。
まとめ:小田凱人の経歴と注目ポイント
小田凱人選手の経歴と最新の結果を整理しました。要点は次のとおりです。
- 9歳で骨肉腫を発症し、10歳で競技を開始
- 2025年全米で生涯ゴールデンスラムを達成
- 2026年は3大会で優勝し、全米は準優勝
- 武器はマッチポイントでも攻める超攻撃的テニス
小田選手は、2026年10月11日(日)23:00〜23:30にMBS制作・TBS系全国ネットで放送される『情熱大陸』に登場します。放送内容は変更になる場合があるため、最新情報は番組公式サイトでご確認ください。



執筆者プロフィール
daiki / カタルシスの旅路 運営
車いすテニスの記録や選手の経歴を、公式情報と報道をもとに整理しています。










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